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太閤園を創価学会に売却!?6月末で営業終了!対して隣接する藤田美術館の運命は?

太閤園が営業終了 関西での暮らし

結婚式場や料亭などで知られる太閤園が売却され、2021年6月末をもって営業を終了するというニュースが…。

気になる売却先ですが、創価学会とのこと。
私もいちごビュッフェなどで訪問したりおせちをお取り寄せしたりして、何度か利用させてもらっていたのでさびしい限りです。

なお、6月下旬の営業終了間際の太閤園に行ってきました。
館内の様子や混雑状況などをお伝えしますので、興味がある方はどうぞ。
さよなら太閤園!また逢う日まで…は来るのか?

太閤園全体が売却される予定ですが、売却後の利用方法は現時点では明らかになっていません。
太閤園の発表によると、売却に伴う特別利益として約330億円を計上するらしいです。

購入先は結構な額の投資をしたものですね。
憶測ではマンションが建設されるという話もありましたが、手っ取り早く利益を得るとなると、その可能性が一番高いと思われてました。

ところが宗教法人である創価学会が売却先だったとは驚きです。
取得後の利用方法は不明ですが、一応マンションになる可能性は低くなったと思われます。
ですが、かねてから創価学会は大阪の一等地に象徴的な施設を造りたいという願望があったようです。
今ある建物を有効活用するのではなく、新たに建設するのでしょう。

歴史ある建物や庭園の今後はどうなるのでしょうか?
どうにかして保存してもらいたいものです。

太閤園の庭園
太閤園の庭園

なお、隣接する藤田美術館はどうなる?と心配をする方がいるようです。
同様に売却され閉館すると危惧されているかもしれません。
しかしながら藤田美術館は太閤園の運営母体の藤田観光とは別法人ですので、今回の売却には関係なく大丈夫です。

ちなみにこの藤田美術館は2022年4月のオープンを目指し現在リニューアル工事中。
旧美術館は取り壊し、デザイン性のある素敵な建物へとかわります。

藤田美術館 | FUJITA MUSEUM
大阪市都島区にある美術館。明治に活躍した実業家、藤田傳三郎のコレクションを所蔵。

これら施設の建設費用に充てたのが、収蔵品の売却です。
2017年に中国美術品を中心にしたオークションを行い、約300億円の資金調達に成功。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの中国資産家に高値で落札されたのでしょう。
そして長期休館に入り、現在に至ります。

コロナ禍前の景気の良かった中国人に高く売れ、コロナが猛威を振るっている最中は工事で営業せず、コロナが収束しているであろう2022年に再びオープンする。
何とも先見の明があったというか運が良かったというか…。

藤田美術館の収蔵品で有名なのが、国宝の曜変天目茶碗です。
私も旧建物に展示されていた曜変天目茶碗を見に行ったことがあるのですが、手に取れるようなかなりの至近距離で、ゆっくりと堪能することができました。

リニューアル後にはこんな体験はもうできないことでしょう。
ここ何年かで曜変天目茶碗の人気はうなぎのぼりですし、オープンを待ち構えた人々でごった返すとも思います。

2022年、藤田美術館がリニューアルオープンする際には、かなり話題になると予想されます。
おしゃれなカフェなども併設されるようで、新たなスポットとして注目もされるでしょう。

約300億円を手にして新たな歴史に一歩踏み出しさらなる飛躍へと進む、藤田美術館。
約330億円で太閤園を売却しても生き延びられるか分からない、運営母体の藤田観光。

真逆の運命です。
何と言っていいものやら…。

【太閤園】60余年、永きにわたりご愛顧いただき誠にありがとうございました。太閤園の営業終了について | ニュースリリース | 藤田観光株式会社
60余年、永きにわたりご愛顧いただき誠にありがとうございました。太閤園の営業終了について。

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