大阪で購入した、おすすめのおせちを紹介します。
関東から大阪に移住してからは、毎年のおせちは関西らしいものを購入しようと決めています。
せっかく大阪にいるのに、関東風のおせちを食べてもつまらないですからね。
さて、2021年はどんなおせちにしましょうか?
そこで今一度確認のためにも、今までに大阪の百貨店で購入した、評判がよく人気と思われる関西おせちの感想について書いていきたいと思います。
どんなおせちを買おうかと悩んでいる人に、大阪のおせちの口コミのひとつとして参考にしてもらえたら幸いです。
大阪で購入した関西おせちのレビュー・口コミ
【大阪の百貨店おせち情報】
★阪急百貨店のおせちとは?
大阪では抜群の人気を誇る百貨店です。
特に梅田店のデパ地下は圧巻の一言。
関東ではあまり知られていない百貨店ですが、その分関西らしさ満載のおせちが楽しめます。
2021年阪急のおせち料理
★近鉄百貨店のおせちとは?
関東にはない近鉄百貨店のおせちは、気になるところ。
近鉄百貨店オリジナルのおせちは大変豪華で大阪らしさがいっぱいです。
2021年近鉄のおせち料理
★高島屋のおせちとは?
関西発祥の百貨店で、老舗らしく落ち着いた感じのおせちが多い印象。
関西の有名料亭も網羅しています。
2021年高島屋のおせち料理
★大丸百貨店のおせちとは?
特別企画として、京都出身の料理研究家・大原千鶴氏監修のおせち、名店「リストランテ アクアパッツア」の日高良実氏とそのお弟子さん一派による豪華なおせちがあるようです。
独自開発のおせちに力を入れています。
各店舗ごとの人気ランキング情報もあります。
2021年大丸のおせち
大阪といえば、豊かな食文化。
毎年百貨店で購入するおせちでもその食文化を体感したいものです。
大阪や関西らしいおせちはどれか?
色々な具材が入っているのは?
見た目は?
大阪の百貨店で実際に購入し味わった、おせちのレビュー・口コミを載せます。
近江八幡 宮前
おすすめポイント
近江産食材を使用したぬくもりあふれる料理!
湖国の恵みをおせちに
「宮前」は滋賀県近江八幡市にあります。
湖国近江の豊かな恵みを、京料理の技法で最大限に引き出すのが持ち味のお店です。
⇒【近江八幡 宮前】詳細・注文方法(店頭受取も可)
今まで大阪、京都、兵庫のおせちを購入してきたのですが、滋賀はどうだろう?とこの「宮前」に決定。
近江八幡は以前旅行で訪れた際に、歴史ある雰囲気の良い街並みが好印象でしたので、そこに位置する「宮前」のおせちは期待できるかな?と購入しました。

カタログを見ると、彩りよくさまざまな食材が散りばめられ、よさげな感じです。
セットの石貝煮も気になります。
では百貨店で購入した実物を見てみましょう。


実物はカタログより、断然良い見た目です。
彩りはより鮮やかで、何よりもそれぞれの料理がイキイキとしています。
献立表をみると近江産にこだわっているお店らしく、近江牛や琵琶湖産の魚、近江の地酒や野菜などを使用したおせちになっています。
このような地元の食材を多く使ったお店に、はずれはないですよね。
地元の方々と円滑なコミュニケーションが取れていないと仕入れができませんから、このお店に対する地元の信頼が分かります。
食べてみると、やはり大変おいしい。
素材の良さが活かされ、全体的に薄味でありながらも、しっかりと旨味を感じることできます。
近江産食材をどのように調理すればよいかを知り尽くしているのでしょう。
さらに料理人が全て丁寧に作っているようで、食品工場で大量生産されたおせちとは一線を画しています。
手作りのぬくもりが感じられる、そんなおせちです。

セットの石貝煮ですが、琵琶湖産の石貝という二枚貝を大豆と甘く炊いたもの。
琵琶湖周辺で食べられている伝統食のようです。
おせちにちょっと飽きた時にちょうど良く、ごはんのおかずにもぴったり。
これもちゃんとお店で作っているようで、パックされているものの要冷蔵で賞味期限は長くはありません。
近江産食材を用いた大変おいしいおせちで、「宮前」のおせちを選んで大成功でした。
約3万円と少しお高いおせちですが、この価格帯でおせちを探しているなら、ぜひ「宮前」のおせちをおす
すめします。
料理人の心が感じられるすばらしいおせちです。
⇒【近江八幡 宮前】詳細・注文方法(店頭受取も可)
近江八幡 京料理 宮前
和風 二段+石貝煮(4人用)
税込29,160円
大丸・松坂屋
大丸オンラインショッピング
⇒宮前のおせち一覧
魚三楼
おすすめポイント
京都老舗の二段重で1万円台は驚き!
これぞ京都のおせち
大丸百貨店で予約して購入したおせちが、京都伏見の料亭「魚三楼」。
創業から250年以上の京料理の名店です。
⇒【京 伏見 魚三楼】詳細・注文方法(店頭受取も可)
京都の料亭おせちを何回か食べたことがありますが、すべてが美味しい。
はずれに出会ったことがありません。
そこで今回もやはり京都の料亭おせちにしようと、目を付けたのが「魚三楼」でした。
二段重で16,200円(税込)という価格にもひかれたのも事実ですが…。

この大きさの二段重でこの値段の京都料亭おせちはなかなかありません。
それも250年以上の老舗料亭ですよ。
お買い得なのは間違いありませんね。
では実物はどうだったのでしょうか?
届いたおせちの写真を以下に載せます。


ほぼカタログ通りの美しさ。
というか実物のほうが艶やかで美味しいそうです。
大変素晴らしい。
さすが京都の料亭です。
しかしながら見た目も重要ですが、肝心なのは味ですよね?
実際に食べた感想は…。
これまた素晴らしいの一言です。
京都らしい薄味でありながら、旨味がしっかりと感じられます。
それぞれの食材の食感も程よく、焼き物は表面がパリッとし煮物は均一の仕上がりです。
一品一品丁寧に心を込めて作られているのが分かります。
ちょっと驚いたのが、栗きんとん。
和風の見た目に反して、モンブランのような洋風な味わいです。
生クリームが入っているのかもしれません。
とても上品なデザートとしていただけました。
美味しさにとろけますよ。
約36種類の色々なおせち料理が楽しめ、なおかつ味も大変良いものでした。
16,200円と百貨店おせちの中でも安いほうでありながら、このクオリティはすごいです。
京都らしいおせちを求めている方には、まさにぴったりのおせちでしょう。
人気のおせちですので、予約はお早めに。
⇒【京 伏見 魚三楼】詳細・注文方法(店頭受取も可)
京 伏見 魚三楼
和風 二段(2人用)
税込16,200円
大丸・松坂屋
大丸オンラインショッピング
⇒魚三楼のおせち一覧
太閤園 料亭淀川邸
おすすめポイント
縁起が良くにぎやかで華やか!
大阪おせちは豪華絢爛
関東から引越してきて大阪で初めて迎えるお正月用に購入したのが、この「太閤園 料亭淀川邸」のおせちです。
大阪らしいおせちにしようと思っていましたので調べたところ、この「太閤園 料亭淀川邸」は地元大阪ではなかなかの料亭で、蛍が飛ぶ日本庭園などで有名なよう。
結婚式場もあって人気みたいですね。
⇒【太閤園 料亭淀川邸】詳細・注文方法(店頭受取も可)
この年の百貨店のおせちカタログを見ると、まさに大阪らしくにぎやかで華やかなおせちです。

具だくさんで数の子といくらが入っている(これ重要)のも決め手でした。
実際の写真がこちら。

やはり大阪らしさにあふれる、にぎやかで華やかなおせちでしたよ。
味は、素材の旨味を引き出す出汁の風味が素晴らしかったです。
さすが、関西の出汁。
量も多く、大満足!
大阪暮らし1年目のスタートを飾るのに、ぴったりの美味しいおせちでした。
大阪らしい派手で縁起が良さそうなおせちを求めている方に、おすすめします。
⇒【太閤園 料亭淀川邸】詳細・注文方法(店頭受取も可)
太閤園 料亭淀川邸
和風 二段(4人用)
税込32,400円
大丸・松坂屋
大丸オンラインショッピング
⇒太閤園 料亭淀川邸のおせち一覧
山ばな 平八茶屋
おすすめポイント
日本料理の神髄を堪能!
歴史感じる和のおせち
おせちは日本料理の集大成ともいえるので、やはり本場京都のおせちが気になるところ。
そこで京都の料亭のおせちを味わってみたいと思っていたのですが、どれもお高い。
その中で、「山ばな 平八茶屋」のおせちが他と比べて魅力的な値段だったのでこれだ!と思い購入しました。
しかも「山ばな 平八茶屋」は安土桃山時代に創業した、大変な老舗です。
これはぜひ食べてみたいと。
27,000円(税込)のものを買いました。
他の京都老舗おせちが最低でも4,5万円するものが多い中で、この値段は目につきました。
それも二段重でこの値段はうれしい。

人気があったようで、私が購入した後すぐに売り切れてしまいました。
実物がこちら。

さすが京都の老舗です。
上品さであふれています。
美しいですね。
一番安い27,000円のものでも手を抜いておらず、厳選した良い食材を使ってると感じられました。
一口食べると、しみじみと旨さが口から体全体に行きわたる様な、そんな美味しさでしたよ。
さて今年の「山ばな 平八茶屋」のおせちはどうでしょうか。
以前はほとんどの百貨店でこのコストパフォーマンスが高いおすすめの27,000円のものが購入できましたが、どうも取り扱いをやめたようです。
今後復活するといいのですが。
京都の歴史感じられる日本料理を味わいたい方には、ぜひおすすめできるおせちです。
山ばな 平八茶屋
和風 二段(4~6人用)
税込48,600円
大丸・松坂屋
大丸オンラインショッピング
⇒山ばな 平八茶屋のおせち一覧(東海地方限定)
宝塚ホテル
おすすめポイント
和洋中の素晴らしいハーモニー!
食材から歌声が聞こえます
大阪、京都、滋賀のおせちを紹介してきましたが、兵庫のおせちはどうでしょうか。
「宝塚ホテル」のおせちを購入してみました。
兵庫といえば宝塚歌劇団が有名ですね。
その宝塚歌劇団のオフィシャルホテルが「宝塚ホテル」です。
⇒【宝塚ホテル】詳細・注文方法(店頭受取も可)
大阪に来てから料亭のおせちが続いていたので、ホテルのおせちにしようと、この「宝塚ホテル」に決めました。
おせちカタログを見るに、和洋中の三段重で、色々楽しめそう。

また「宝塚ホテル」は1926年(大正15年)創業の老舗ホテルで、この点もこのおせちを選んだポイントでした。
で、実物がこちら。

三段重でしたので、種類が豊富。
味も和洋中それぞれが当然のように美味しい。
和風を食べたら洋風中華風へと、おせちにありがちな味の単調さもなく、飽きませんでしたよ。
2021年の「宝塚ホテル」のおせちも、私が購入した時と同じような内容のおせちです。
変わりなく美味しいと思います。
色々な味を楽しみたいという方や、宝塚歌劇団が大好きという方に、おすすめします。
⇒【宝塚ホテル】詳細・注文方法(店頭受取も可)
宝塚ホテル
和・洋・中華風 三段(2人用)
税込19,980円
大丸・松坂屋
大丸オンラインショッピング
⇒宝塚ホテルのおせち一覧
関東と関西のおせちの違い
私は関東出身なので、少し関東と関西のおせちの違いについて述べてみます。
まずなんというか、関東風は全体の色味が黒っぽいですかね。
「関東のうどんの汁は黒い」とはよく言われますが、おせちに関してもやはりその差が出ています。
これは濃口醤油と薄口醤油の違いでしょう。
しかしながら味付けについては、色ほど違いはありません。
ただ、伝統的な江戸前はいわゆる「濃ゆい」味です。
例えば、折詰弁当を販売する日本橋弁松総本店のおせちは見た目も味も濃いですよ。
関東人が食べても「濃いな!」と思うくらいです。
大阪でこの日本橋弁松総本店の商品を購入するのは難しいでしょう。
関西人で興味がある方は、関東を訪れた際にどうぞ。
三越などの有名百貨店に出店をしていて、伝統の江戸前折詰弁当が買えますよ。
「濃ゆい」味を体験してみてください。
大阪のおせちはにぎやかで楽しい!
関西は各地域が特色を持っています。
大阪は大阪らしいし、京都兵庫も、です。
おせちでもそれが表れていますね。
大阪のおせちはにぎやかで、京都は上品などそれぞれ独自性があります。
しかしながら、関東では関西ほど地域差がありません。
どこでも大体一緒です。
東京風おせちと神奈川風おせちなんていうのがあっても、違いはないでしょう。
こういう点が関西の素晴らしいところだと思います。
地域それぞれが特色を持って、文化を育んでいる。
引越してきてからの毎年の大阪でのおせち選びは、今後もバラエティ豊かで楽しめそうです。
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