私たちが住む日本には、四季をさらに細かくした24の季節(二十四節気)があります。
昔の人はこの二十四節気を生活に取り入れ、日々暮らしていました。
現代では忘れかけているこの二十四節気。
大阪市西区土佐堀にあるDining&Cafe mikuriでは、そんな日本の季節の移ろいを題材とした「二十四節気のお膳」がいただけます。
mikuriがオープンして間もないころに伺いましたが、その時は残念ながら完売だった「二十四節気のお膳」。
今回、ランチにていただくことができました。
二十四節気のお膳とは?
mikuriの内装は無機質で現代的ですが、提供されている料理はぬくもりが感じられる和食です。
さらに店内には日本の工芸品が展示販売されていて、全体的に和の雰囲気に包まれています。
そんなmikuriの看板メニューが「二十四節気のお膳」。
24の季節ごとに内容が変わり、それぞれの季節を料理で表現したお膳です。
私が訪れた二十四節気の季節は小満。
心地よい陽気の下で生命が気を満たし成長していく、という季節です。
小満の季節は、どんな「二十四節気のお膳」なのでしょうか?
小満「夏の予感」
この小満の「二十四節気のお膳」につけられた献立名は、「夏の予感」でした。
暑い夏に向けて生命が力を蓄えていく様子から、「夏の予感」と名付けたのでしょう。
具体的な献立内容は、以下の通りでした。
~小満「夏の予感」~
・空豆のホワイトソースがけ
・胡麻人参
・黄トマトとアボカドのヨーグルトソース和え
・もち麦入りの和風ハンバーグ 彩おろし
・水菜とスナップエンドウのサラダ
・出汁巻き
・きゅうりのぬか漬け
・長芋と枝豆の揚げ浸し
・蓮根と青ねぎの麦味噌汁
「二十四節気のお膳」のお値段は、昼(11:30~14:00)は基本1,000円、夜(17:30~21:00)は1,100円となっています。
ご飯を季節の色ご飯に変更(プラス100円)など、アレンジもできます。
空豆やスナップエンドウ、そして枝豆などの豆を多く使用した献立で、豆のギュッと濃縮した芽吹くためのエネルギーが旨味として感じられます。
味付けは最小限でありながらもそれぞれの素材の魅力を最大限に引き出した、素晴らしい味わいです。
器もこだわっており、そこからも季節を感じることができます。
空豆のホワイトソースがけのガラスの小皿は、まるで梅雨に入る前に葉の上に落ちた一粒の雨のようです。
献立の料理と器の全てから、小満という季節を感じることができました。
見事に二十四節季を表現したお膳でしょう。
さすがです。
色々な季節の「二十四節気のお膳」が楽しめる
二十四節季ですから月に2回ほど、メニュー変更が行われます。
今回、小満「夏の予感」をいただきましたが、とても満足しました。
違う季節の「二十四節気のお膳」が楽しみです。
ランチ1,000円でこれだけのクオリティの料理が味わえるとは、大変お得でしょう。
行列をする人気店ですので、予約をした方がよろしいかと思います。
私は昼の12:30過ぎに訪問しましたが、20分ほど待ちましたので。
Dining&Cafe mikuri(ミクリ)
【住所】大阪市西区土佐堀3-1-5
【電話】06-6131-7727
【ランチ 】11:30〜(L.O.15:30)
【ディナー】17:30~21:30(L.O.21:00)
【土日・祝】12:00~19:00(L.O.18:30)
【定休日】月曜※変更有
【公式サイト】Dining&Cafeミクリ
全席禁煙です。
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