最近、なんとなく野菜を欲しているような…。
そんな時にピッタリのお店があるという噂が。
それが大阪の肥後橋にある「菜食ごはんRocca(ロッカ)」。
肉類を一切使っていないのに味もお腹も満足できる、まるで夢のような自然食の定食「日替わり菜食ごはん」が味わえるらしい。
体にいいかもしれないけど、本当に満足できるのかな?
よし、ランチに食べに行ってみよう!
野菜好きにはうれしい!菜食ごはんRocca
大阪メトロ肥後橋駅から徒歩約5分程度のところにある、菜食ごはんRocca。
日本の昔からの伝統的な食を大事にしているお店です。
食材は全て植物性で肉類は不使用、出汁も昆布やシイタケで取り鰹節すら使っていません。
さらに砂糖も使わず、甘みは甘酒や純米酒からという徹底ぶり。
野菜は20年以上農薬と化学肥料を使っていない福井の自家農園で栽培したものを主に使用しているとのこと。
野菜好きはもちろん、菜食主義者やビーガンの方にも大変うれしいお店ではないのでしょうか。
ランチもディナーも一品勝負!Roccaの日替わり菜食ごはんとは?
上述のようなこだわりを持ったRoccaですが、どんなメニューが用意されているか気になるところでしょう。
さぞ様々な料理があると思って昼の営業時間帯に訪れたのですが、ランチメニューはなんと1種類の定食だけ。
それどころかディナーもこの同じ定食のみという潔さです。
それがRoccaの日替わり菜食ごはん(1,000円)となります。
一品勝負のある意味すごいお店です。
私が訪問した日の日替わり菜食ごはんの献立内容は、以下の通りでした。
・車麩とじゃが芋のせ野菜だけの麻婆あん
・わらび、大根、人参、糸蒟蒻、うす揚げの炊いたん
・カブ、カブの葉、玉葱の炒めもの
・小松菜とほうれん草の和えもの
・自家栽培米 特別栽培コシヒカリ3分搗き米
・天然醸造味噌汁
・自家製糠漬け
お盆に載せられ運ばれてきた料理は、彩り豊かで食欲をそそられ、全て野菜だけとは思えない出来です。
まあでも見た目も重要ですが、肝心なのは味。
美味しくなければしょうがありません。
でもね、これはもう想像がつきます。
だって、料理が運ばれてきた瞬間、美味しそうな香りがすでに漂っていたのですから。
まずはさっそく小松菜とほうれん草の和えものを一口…。
口に入れた途端、濃厚な野菜の旨味が広がります。
えぐみなんて微塵もありません。
塩味などの味付けはこれ以下だとどうだろう?というぐらいの最小限。
ですが、絶妙なバランスです。
家庭ではこんな味付けをすることは無理でしょう。
絶対にしょっぱくなります。
この味付けのおかげで、野菜本来の旨味をダイレクトに味わえます。
小松菜とほうれん草ってこんなに美味しかったんだ。
シンプルな和えものでこんなに感動できるとは…。
他の料理への期待が高まります。
次は、メインと思われる大きなお皿にのった車麩とじゃが芋のせ野菜だけの麻婆あんを。
焼いたお肉があるように見えますが、これが車麩です。
車麩は独特の弾力がある食感がします。
食べてもお肉のようです。
茶色の麻婆あんは、味噌を主体とした少しピリ辛のソースです。
これが車麩、じゃが芋、水菜などの野菜と大変マッチしています。
とても美味しいソースで、スプーンで全部をすくって完食してしまいました。
他の料理も野菜本来の旨味が味わえ、しみじみと「ああ、美味しいなあ…」と思えるものでした。
特別栽培されたコシヒカリの3分搗き米のご飯も、香り良く大変美味しいです。
たとえおかずがなくてもこれだけで十分。
結構大盛でしたが、ぺろりと食べてしまいました。
さらに特筆すべきなのが、無料のお茶が美味しいこと。
奈良月ヶ瀬の有機栽培ほうじ番茶なのですが、今までにお店で出された無料のお茶の中で一番美味しいかもしれません。
香り高いお茶で、何杯もお代わりしてしまいました。
毎日でも通いたい!菜食ごはんRocca
メニューは日替わり菜食ごはんだけのお店ですが、毎日でも通いたい、そんな気持ちになりました。
野菜の美味しさを最大限引き出した料理の数々、ご飯の美味しさ、そしてお茶までも言うことなしのすばらしさ。
肉類を使っていなくても、十分満足できます。
近くに住んでいたら常連決定のお店です。
皆さんも機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
おすすめします。
菜食ごはんRocca(ロッカ)
【住所】大阪市西区土佐堀1-6-6
【電話】06-6444-5765
【ランチ 】11:30~14:30(L.O.)※土はランチのみ
【ディナー】18:00~21:45(L.O.)※金は30分延長
【定休日】日祝・第2土
※全席禁煙※小学生未満はお断り
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