新大阪駅の商業施設アルデ新大阪には、京漬物の名店「西利」が運営する、「京漬物味わい処 アルデ新大阪店」が出店しています。
様々な漬物が販売されているのはもちろんですが、店内奥にはイートインが設けられ、西利の京漬物を使用した料理が食べられるのです。
私は関東から関西に引越してきた者ですが、こちらに来てうれしいことの一つに、おいしい和食を提供するお店が多いというのがあげられます。
そしてその和食に欠かすことができないのが漬物で、京都の漬物、すなわち京漬物はある意味関東人の憧れとなっていますね。
今回、この京漬物西利の新大阪駅店にランチタイムに訪れましたので、ランチメニューの内容や味の感想、お店の雰囲気などをお伝えしたいと思います。
新幹線に乗る前にさっぱりとしたランチが食べたい、そんな人にぴったりのお店ですよ。
美味しい京漬物ランチが新大阪駅で食べられる!
では早速、ランチメニューの紹介をしましょう。
値段は全て税込みです。
なお、ランチメニューの提供時間は10:30~15:00までとなっています。
・あっさり漬大根の親子丼 886円
・すぐき入り鶏のからあげ定食 1,350円
・京のお茶漬 1,080円
・京漬物寿司セット 1,080円
この中から、「すぐき入り鶏のからあげ定食」と「京のお茶漬」を注文しました。
すぐき入り鶏のからあげ定食
すぐきは京漬物の代表格ですね。
カブを漬けたもので、酸味が特徴です。
そんなすぐきを唐揚げに入れるとは、どうなのでしょう?

すぐき入りの唐揚げにはタルタルソースが付いており、その他にごはん、漬物、味噌汁がセットされています。
唐揚げはよく見ると、衣に緑色のものが混ざっています。
これがすぐきなのかな?
ではパクリといただきます。
衣はカリカリに仕上がっており、食感が楽しい。
そしてその衣を突き破ると、中からジュワーと鶏肉の旨味があふれ出します。
カリッ、ジュワーとまさに唐揚げの醍醐味が味わえ、大変よろしい。
おいしい唐揚げです。
あれ?そうだ、すぐきは?
…。
う~ん、存在があまり感じられません。
揚げた熱ですぐきの味が飛んで行ってしまったのかな?
ま、体に良い成分は残っていると信じて、気にしないでおきましょう。
さて、付け合わせのタルタルソースを見てみましょう。
このタルタルソースには、きゅうりの古漬が入っているようです。
さすがにこれは存在を感じます。
唐揚げにタルタルソースをつけて食べてみると、きゅうりの古漬の食感がおいしさを一段階引き上げます。
カリッジュワーにポリポリが加わり、楽しい音とともに、さらに唐揚げがおいしくなるのです。
セットの京漬物は日によって違うようですが、4種類入っておりました。
どれも嫌な味がしない上品な味わいで、さすが西利です。
漬物が食べ放題だったらいいのになあ…。
お味噌汁もついてきます。
京都の漬物屋らしく、白みそのお味噌汁です。

関東ではなかなか食べる機会がないので、ちょっとお口に合わない関東人がいるかもしれません。
甘い味噌汁なんて、驚きですよ。
大阪の人は、普通に食べているのかな?
さらにお椀の底にはからしがあってそれを混ぜて食べるよう、店員さんに言われました。
甘くて辛い味噌汁。
関東人には不思議な味わいだと思います。
京のお茶漬
唐揚げもいいけど、もっとさっぱりとしたものが食べたい!
そんな人には、このお茶漬がおすすめです。

西利のおすすめ漬物が、7種類ほど盛られています。
それぞれが自然な野菜の色合いで、きれいです。
ぽいっと口に放り込むと、心地よい食感。
その食感を楽しむように噛みしめると、漬物独特の旨味が口中に広がります。
ごはんと一緒に食べると、さらにおいしさが倍増です。
ごはんのお供としてこれ以上のものがあるでしょうか。
当然、お茶漬けとしても楽しみました。
急須にはほうじ茶が入っています。

ご飯の上に漬物を載せ、香りが良いほうじ茶を注ぐと高級料亭の朝食のよう。
ランチだけどね。
サラサラと胃に流し込めるので、新幹線の出発まで時間がない方にはおすすめでしょう。
しかしながらこれで1,080円はちょいと高いかな?
京漬物味わい処 アルデ新大阪店の雰囲気
お店の外は人通りが多くざわついた感じですが、イートインスペースには落ち着いた空気が流れています。

木のぬくもりが感じられる店内には、全部で20人程度が座れるテーブル席と4席のカウンターがあります。
グループでも個人でも対応できるので、使いやすいお店だと思いますよ。
店員さんもキビキビとお水の代えを汲んでくれたりして、好印象です。
京漬物味わい処 アルデ新大阪店
【住所】大阪市淀川区西中島5-16-1 新大阪駅2階 アルデ新大阪
【電話】06-6308-8100
【営業時間】10:30〜21:30(L.O21:00)ランチは15:00まで
全席禁煙です。
コメント