関西はパン屋さんが多くないですか?
関東から大阪に引越してきて、神戸京都といろんな町に出かけるたびに「パン屋が目につくなあ」と思ってました。
神戸は外国と関わりの深い街からしてパン屋が多いのは納得するのですが、意外にも日本文化の代表都市、京都にも多い。
京都人は実は新しもの好きの性格で、パンが受け入れられたことと、職人が多いことから手っ取り早く食べられるパンが好まれた、というのが理由らしいですね。
そして京都といえば老舗ですが、パン屋の老舗も何軒かあります。
進々堂や志津屋はこっちに来て初めて知りました。
東京でいえば、あんパンの木村屋のようでしょうか。
大阪も同様に職人が多かったせいか、パン好きが多くパン屋も至る所にありますね。
百貨店においても、大阪の百貨店はワンフロアに何店もパン屋があるんですよ。
東京では、パン屋は1店だけなのに。
梅田の阪急百貨店には5店以上パン屋があるのでは?
それだけパン好きが多いのでしょうね。
関東と関西の食パンの違い
パンについての関東と関西の違いで、食パンの厚さがあります。
関東のスーパーでは食パンは5枚または6枚切りが売れ筋なのだが、関西では4枚以下が好まれています。
厚すぎて、口に入れるのが大変だと思うのですが…。
小さいころから食べ慣れているから疑問に思わないのかな?
なぜこの厚切りを関西人は好むのかを知りたいですね。
このようにパン好きの関西人は、食パンにもこだわりがあるようです。
阪神百貨店梅田店には、有名店の食パンが集まる「食パンセレクトショップ」というものもあり、にぎわっています。
大阪市内にも食パン専門店が結構ありますね。
値段がスーパーで売っているものと比べ高いにもかかわらず、なかなか繁盛しています。
関西人は、食パンには色々こだわりを持っていて、譲らない。
こっちに引っ越してきて新たに知った、関東と関西の違いです。
靭公園の食パン専門店「高匠」
というわけで、関西の食パンを体験すべく、美味しいと評判の「髙匠 阿波座本店」に行ってみましたよ。
店内は入ってすぐ店員さんがいるカウンターがあって、食パンが並んでいるだけ。
食パン専門店だけあって、ほんとに食パンしかないんですね(限定品として湯種小倉食パンなどを売る時もあるようです)。
商品は湯種食パンのみで、2斤750円と1斤430円。
2斤は丸ごと一本というサイズで、その半分が1斤です。
2斤はちょっと多いなあと思ったので、1斤を購入。
大きさは一辺が約12センチの立方体。
重さは約500グラムと、見た目よりずっしりしています。
お店のおすすめは「まずは焼かずに生のままで」ということなので、そのまま食べてみました。
蛇足だが、食パンを「生」というのには抵抗がありますね。
だってそもそも焼いてあるのでは?
そんなことより、味ですよね。
切った断面はみっちりしていて、重そうな感じ。
食べてみると、そんなことは全くなかったです。
フワフワながらもっちりとした食感で、最初にバターの香りがして、あとから甘味がやってくる。
次にトーストしてみました。
ずっしりとしている分、焼くのに時間がかかりますね。
中身はそのままよりもっとフワフワになり、外側の焦げ目のカリっとした部分とこの中身のやわらかい食感の差が楽しめて、おいしい。
おすすめの「そのまま」よりトーストした方が、私は好みでした。
賞味期限は常温で3日、冷凍で10日程度とのこと。
靭公園の近くに来た際には、寄り道してみるのもいいかもしれませんね。
また通販もしているので、公式サイトからも注文できます。
とはいうものの、送料を払ってまで買う価値があるものなのかな?という感じもしますが・・・。
阿波座本店以外にも5店ほど支店があります。
上で述べた阪神百貨店でも販売していますよ。
色々と他の食パン専門店にも行ってみて、関西の食パン文化を体験してみたいと思います。
食パン専門店 髙匠 阿波座本店
【住所】大阪府大阪市西区靭本町3-2-7 横井第一ビル
【電話】06-6136-3323
【営業時間】平日10:00~19:00 日曜日・祝日10:00~17:00
【食べログ】食パン専門店 高匠
【サイト】http://t-factory.co.jp/takasho/
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