うめきた広場のうめきたセラーに、カレーの名店「いずみカリー」がオープン。
大阪人をとりこにしてきたという噂の味を確かめに、関東で生まれ育った私が行ってきました!
関東ではあまり知られていませんが、大阪は、独特のカレー文化が発展しています。
甘辛カレー、スパイスカレー、スリランカカレーが有名で、それぞれが特色あるカレーです。
さてこんなカレー文化の中で、「いずみカリー グランフロント大阪店」は、どんなカレーなのでしょうか?
新たなカレーの出会いに期待して、いざグランフロント大阪へ!
いずみカリー グランフロント大阪店について
「いずみカリー グランフロント大阪店」は支店で、本店は大阪市九条にあります…と書きたいところですが、「いずみカリー グランフロント大阪店」を運営している会社のサイトで店舗一覧をみると、なぜか本店が掲載されていません。
一方、本店のはずの九条のいずみカリーは、今は名前を変えて「いずみバーグ」となっているようなのです。
これはチェーン展開の際に、色々権利関係で何かあったのかな?
まあその辺の話はよくわからないですが、重要なのは味ですよね。
話題のお店が集結しているグランフロント大阪のカレー専門店ですから、楽しみです。
お店の雰囲気
今回訪れた「いずみカリー グランフロント大阪店」は、うめきた広場のうめきたセラー南館地下1階にあります。
選りすぐりの飲食店などが集まったうめきたセラーは、2019年3月14日にお店の数を増やし、拡大オープンしました。
その一店が「いずみカリー グランフロント大阪店」で、まだ出来立ての新しい店構えです。
新店舗ですので、お店のスタッフのオペレーションはどうかな?と思って入店したのですが、明るく丁寧な対応で安心して食事ができました。
店内は、カウンター10席と二人掛けテーブル席が3つと少し狭い感じですが、テーブル席には荷物入れが用意されていて、不便は感じません。
ただし、長居をするのに向いているお店ではなく、サッと食べてサッと出るお店ですね。
各座席には、福神漬けが入った容器が置かれ、取り放題です。
この福神漬けは、一般的な赤く着色されたものではなく、具材も少ないです。
でも味は、福神漬けです。
メニュー内容
お得なランチメニューなどはなく、一日中同じ値段のメニューで提供しています。
ルーなどを自由に選択し、自分好みのカレーを注文する方式です。
また、テイクアウトもできますよ。
ルーの種類
まず最初に、好きなルーを選びます。
ルーは、「スタンダード」と「マイルド」の2種類。
お店のメニュー表に書かれていた説明によると、以下の違いがあるようです。
【スタンダード】
数十種類の独自配合されたスパイスと果物による、刺激的な風味とフルーティな甘さ。
【マイルド】
スタンダードの美味しさをそのままで、辛さを少し控えめに。
ごはんの種類
次は、ごはんです。
「白米」か「雑穀米」が選べます。
カレーの種類
さあ次は悩みどころ、どんなカレーにするかの選択です。
野菜中心?それとも肉?
様々な種類が用意されていますよ。
【お肉系】
ビーフ(820円)、煮込みスジ(930円)、ハンバーグ(930円)、トンカツ(980円)、チキンカツ(930円)、バターチキン(1,000円)、タルタルチキンカツ(1,100円)、キーマ(880円)、メガバーグ(1,230円)
【野菜系】
なすチーズ(930円)、野菜どっさり(1,000円)
【チーズ・卵系】
炙りチーズ(850円)、丸ごとトマトチーズ(950円)、とろとろオム(820円)
トッピングの種類
まだ何か足りないなあと思えば、トッピングができます。
チーズ(120円)、とろとろオム(200円)、ネギ(210円)、ハンバーグ(310円)、トンカツ(360円)、チキンカツ(310円)、野菜どっさり(380円)。
「煮込みスジ」カレーと 「野菜どっさり」カレーを注文!
数ある組み合わせから、「スタンダード」+「雑穀米」の「煮込みスジ」カレーと「マイルド」+「雑穀米」の「野菜どっさり」カレーを選択。
どんな味かな?
「スタンダード」+「雑穀米」の「煮込みスジ」カレーの味は?
とりあえず、お店の定番のルー「スタンダード」に、白米より健康な感じの「雑穀米」の組み合わせを。
それに、大阪に来てから美味しさを知った、「煮込みスジ」のカレーに決定。
東京には牛スジの料理はあまりないんですよ。
まずは、「スタンダード」のルーを一口。
初めに複雑なスパイスの香りが口中に広がり、次に甘さが押し寄せます。
甘さに安心したつかの間、辛さが!
結構な辛さです。
これはまさしく、大阪3大カレーの一つ、甘辛カレーですね。
甘辛カレーといえば、強烈な辛さと甘さのインデアンカレーが有名ですが、それよりは辛さ甘さとも抑えられています。
ですが、辛さが苦手の人には、きついかもしれません。
ルー自体の味は、多くのスパイスを使っていると説明にあったように、奥深い味わいです。
それに刺激的な辛さと、ほっとする甘さが加わることによって、一度食べればクセになるようなルーに仕上がっています。
このルーに、とりこになる大阪人がいるのも分かりますね。
ごはんは「雑穀米」を選びましたが、プチプチとした食感が楽しい。
白米もいいですが、この「雑穀米」もおすすめですよ。
選んだ組み合わせの説明はこのぐらいにして、「煮込みスジ」カレーをパクリと。
トロリとした牛スジが、かまなくても口の中で溶けだし、旨味があふれ出します。
ルーとの相性も完璧です。
牛スジの美味しさをシンプルに楽しめる、カレーでした。
「マイルド」+「雑穀米」の「野菜どっさり」カレーの味は?
「野菜どっさり」の名に恥じない、野菜の量に驚きです。
彩りも豊かで、食欲が進みます。
こちらのルーは、「マイルド」に。
大分辛味はなくなっていて、食べやすくなっています。
甘辛カレーから、辛味を抜き取ったような、そんな感じ。
これなら辛さが苦手の人でも大丈夫でしょう。
「スタンダード」と同様、複雑なスパイスによる奥深い味わいは、変わらず楽しめますよ。
野菜の種類は、ブロッコリー、オクラ、ズッキーニ、ヤングコーン、カボチャ、シイタケ、トマトなど盛りだくさん!
様々な野菜のどれもが、味が濃く美味しいです。
この野菜たちとルーがからんだ雑穀米を一緒に口に放り込むと、旨味の大合唱の始まりです。
雑穀米の食感もさらなるハーモニーを生み出します。
一度食べ始めると、止まりませんね。
あっという間に、食べ終わってしまいました。
さすが「いずみカリー」!とりこになる旨さ
大阪人にはなじみ深い甘辛カレーですが、この甘辛カレーの最新版が「いずみカリー」ではないでしょうか?
ルーなど様々なものを選択し、自分好みの味に組み立てるのが、「いずみカリー」の特長です。
どんな組み合わせにしても美味しく仕上げる、「いずみカリー」のルーの素晴らしさにも脱帽ですね。
甘辛カレーの代表であるインデアンカレーのように完成されたものを、食べるのもいいですが、自分色の甘辛カレーを作るのも楽しいものです。
大阪人に限らず、「甘辛カレーってどんな味?」と初めて食べる人にも、おすすめできるのが「いずみカリー」です。
グランフロント大阪付近で「カレー食べたい!」となったら、ぜひどうぞ。
その味にとりこになっても知りませんよ。
いずみカリー グランフロント大阪店
【住所】大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館地下1階
【営業時間】10:00~22:00
全席禁煙です。
コメント