東京から大阪に引越してきて、しばらく経ちました。
こちらに来た当初は関東と色々違う関西の大阪で、はたして生きていけるのだろうか?と真剣に悩んでいたものです。
だって東京での大阪の評判は、そりゃあひどい言われようで…。
大阪移転が決まってからは、日本人が誰もいない異国に移住しなければならないかのように、ブルブルと震え不安に襲われていました。
しかし、今では塩こん部長が食卓にないと「明日からどのように暮らせばいいの…」とそれこそ生きる楽しみがなくなるほど、すっかり大阪の食文化が気に入ってしまいました。
言葉も思ったほど困ることはなく、関東弁を話せばつまみ出されるかと思っていましたが、そんな心配は無用でしたね。
逆にリズム感のある関西弁のほうが普通になり、たまに東京に戻り関東弁に接するものなら、「クールにかっこつけやがって」と悪態をつきたい衝動にかられるほどに。
大阪人が東京人に対し冷たい印象を持っているのを昔は理解できませんでしたが、今は断然に同意できます。
あんたらの抑揚のない話し方はどうにかならないのかね?
平たい話し方族か?
ま、私もそうだけど。
というわけで、大阪での生活はある程度すんなりとスタートすることができ、色々と思っていたことは杞憂でした。
しかしながら、まだまだ大阪に馴染んでいない面があるのも確かです。
例えば、大阪ならどこの商店街でも必ず1軒はある、ダジャレ店名のお店。
そう、「よってこ家」とかの類です。
これはどうなのだろう?
まずもって東京ではこんな店名はあまり見かけません。
ところが、上で述べたように大阪では普通に存在します。
大阪人は日本で一番笑いに厳しいと思うのですが、不思議なことにダジャレ店名は許されているのです。
もしかしたら私の考えが及ばない、高度な笑いがそこに含まれているのかもしれません。
いやそれどころか笑いを通り越して、人生上何か尊い大阪ならではのフィロソフィーがそこに含まれているという可能性もあります。
知らんけど。
関東出身の私がダジャレ店名を見ると、ちょっと寒気がするのですが、まだまだ大阪人の領域に達していないのでしょうね。
精進あるのみです。
さて、もしかしたら関東から大阪へ引越し予定の方がこの記事を読んでいるかもしれません。
大阪は異国と思っていたあの頃の私と同じように、不安でいっぱいなことでしょう。
でも何も恐れることはありませんよ。
今までと何ら変わりない生活が送れるはずです。
それどころか大阪の温かい雰囲気に包まれ、もっと毎日が楽しくなると思いますよ。
あ、そうそう。
「よってこ家によってこや」ぐらい言える練習をしておきましょうね。
こちらの記事でも、大阪での暮らしについて書いています。
参考にどうぞ。
コメント
ダジャレのおもろなさ、がイイのかもしれませんね。
おもろい事にトライする精神を受け入れる感じかな^ ^
なるほど、面白くないのが面白い、ですか。
大阪人の笑いのセンスは、なかなか深いですよね。
単純な笑いあり、複雑なものもあり…。
そして生活のあらゆる瞬間を笑いに変えるというところにも、大阪人の素晴らしさがあると思います。
ハイディ様のおっしゃる通り、笑いに限らず、大阪人はトライする精神を称賛するところがありますよね。
これも素晴らしいところです。
大阪の明るい文化はこんな気質から生まれているのでしょうね。
コメントありがとうございました。