【東京と大阪】台風への対応や考え方の違い『大阪が日本を救う!?』

大阪を襲った台風21号、まるで悪夢を見ているようでした。
窓から見えた、この世の終わりのような景色…。
ちょっと強めの台風が来るのかな?程度に思っていたら、予想以上の激しい風で恐怖!

関東から大阪へ移住して、約5年。
こちらに来た当初は、関東に比べて地震や台風が少なかったのですが、2018年は異常です。
そんな中、大阪人の台風への対応や考え方が東京と少し違うと感じたので、そのあたりを書きたいと思います。

【東京の台風対応】電車は止めない、会社員は出社

夏のシーズンには必ず台風がやってくる東京。
そんな台風に慣れているはずの地域なのに、いざ台風が襲来すると大混乱します。

さてインフラの一つ、電車はどうでしょうか。
まず台風が来ると分かっていても、前もって運休なんてしません。
(※この記事は2018年に書きました。今は計画運休をする傾向になっています。)
するのは運行本数を減らす間引き運転です。
少しでも電車が動いているので、会社員は会社に行かざるを得ませんね。

するとどうなるでしょう?
電車の本数が少ないのに、駅にはいつもの人数の利用者が押し寄せる…。
さあ大混乱の始まりです。
需要に対して供給が追い付かず、駅は入場制限が行われます。
駅の外まで人があふれ、それでも大雨の中待つ人々。
東京の人はえらいですね。

やっと改札を通れました。
しかし電車を待っていても、来ません。
間引き運転ですから。
じっと待って、さあ電車が来ましたよ。
でも来た電車は大混雑。
利用者はいつもの人数ですから。

無事電車が出発しても、止まったり動いたり…。
前との電車の間隔調整のせいです。
大混雑した電車内はムシムシしてきます。
次は、体調が悪くなる人の出現です。
病人対応でさらに遅れる電車…。
遅れのせいで駅にはさらに人があふれ出します。

じっと我慢していた人も次第にイライラしてきます。
駅員に突っかかる人や些細なことで喧嘩を始める人々…。
もうどうしようもありませんね。
これが東京の台風時の状況です。

【大阪の台風対応】電車は休止、会社員は自宅待機

一方、大阪では…。
台風が来るのかな?どうなのかな?と人々が少し心配を始めるころ、同じように鉄道各社も「運行どうします?」と悩みます。

そんな中、真っ先にJR西日本が「休止!」と決定するのがいつもの台風前のお決まり。
東京でいえば山手線のような環状線も有無を言わさず、休止。
しかし新幹線はドル箱なのでぎりぎりまで粘る模様。
つられて他の鉄道会社も「一日休止にするのは、どうもね…。よし、○○時以降は休止!」と、台風が来る前に結局、大部分の電車が運行していない状況になります。

すると台風を心配していた人々は「運行休止?なら会社行けないね」と、会社からの自宅待機の連絡を待ちわび始めます。
もちろんすぐに会社はお休みを決定。
無事に大阪は休日状態に。
そして普段よりだいぶ人がいなくなった大阪の街を台風が通り過ぎていくのでした。

東京と大阪の台風対応の違いはなぜ?

東京と大阪で、このような差が生まれるのはなぜでしょう?

まず東京では、台風は当たり前という認識です。
ですからそんなことでいちいち電車を止めるなんて、という変なプライドがあります。
しかも人々は周りの目を大阪より気にしますので、「皆が会社行くなら行くか…」と本音では行きたくないのに、無理をして出社します。
したがって、電車は止めずに少しだけ運行しそれに対して人々が押し寄せるという、どうみてもダメダメな状況になるのです。

対して大阪では、東京に比べるとのんびりしているというか、いい意味で自分のことを第一に考えていて力が抜けています。
あまり慣れていない台風が来るようなら「休もうかな?」と自分の気持ちに素直に反応し、無理をしません。
よって電車は休止で、人々は会社を休みます。
まあ電車の安全に対しては色々あって人々の目が厳しいので、JR西日本はすぐに休止を決定するのかもしれませんが…。

大阪が災害から日本を救う!?

今までは大阪で台風のたびに電車が休止するのを見て、「おおげさだなあ。もう少し頑張れよ」と思っていたのですが、今回の台風21号でその認識は変わりました。
あの破壊的な強風時に電車が少しでも運行していて、人々が平常時と同じように街にいたらと考えると、被害はもっとあったと思います。

東京人から見た大阪人の、周りの目を気にしないのんびりとした性格は、「自分を愛して、自分の時間を楽しもう」という人生を謳歌している素晴らしい長所です。
その無理をしないという大阪人らしさが良い方向に働いて、今回の台風では被害を最小限に抑えたのでしょう。

台風のような災害に対しては、まずは自分の身を守らなければなりません。
そんな時に周りの目を気にしていては、ダメですよ。
大阪人のような自分が一番的な考えは、ある意味、災害の初期には役立つのかもしれませんね。
この大阪らしさを東京も、いや日本全体が見習うべきです。
せめて台風に対しては、無理をせずに大阪のように自宅待機ができるようになればと思います。
大げさに言えば、「大阪が災害から日本を救う」なのです!

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コメント

  1. ゆみ より:

    大阪人です。台風の影響で電車の再開を待つ人達のニュースを見て、何で東京は電車を運休にしないのか?会社は自宅待機を指示しないのか?不思議に思いネット検索した所で辿り着きました(笑)
    なるほど~そうですね。東京の人達も周りの目を気にする事なく 自分を大切にしてもらいたいです~(笑)

    • frogtraveler より:

      コメントありがとうございます。
      私は生まれも育ちも関東で、何もわからずに大阪に来ましたが、ほんと大阪は良いところです。
      大阪人の性格もいいですよね。

      台風対策の計画運休は2014年のJR西日本が初めて行ったようです。
      その後何回か行われたせいか、けっこう大阪の人は計画運休に慣れていますよね。
      一方、東京はまだまだ計画運休の経験が少ないようで。
      がんばれ、東京!

      管理人

  2. 北村 より:

    北摂人で、元々は大阪堂島に二百年くらいです。申し訳ありませんが、記事には少し違和感がありました。
    自分本位と言うのではなく、どうすれば大阪全体の被害が最小限になるかとの合理的な考え方です。
    また、経営者的には社員の安全を如何に守るかと言う事です。何時間も掛けて危険を冒して会社に来る事が、仕事のパフォーマンスとも考えません。会社と社員は対等ですから。船場の商人は伝統的にその様な考え方です。

    • frogtraveler より:

      東京人の他人の目を気にしすぎる点を強調するために、大阪人の持つ心の大らかさに着目しましたが、おっしゃる通りそれだけを計画運休の理由にするのは間違いですね。

      「自分本位と言うのではなく、どうすれば大阪全体の被害が最小限になるかとの合理的な考え方」
      「会社と社員は対等」

      自分本位とは対極の、客観的な判断のもと計画運休が行われているという指摘に、自分の勉強不足を恥じるばかりです。

      もっと大阪の成り立ちを学び、大阪商人の心意気などを深く理解していきたいと思います。
      コメントありがとうございました。

      管理人