本記事にはプロモーションが含まれています。

来る前とは大違い!実際に住んでみた大阪の印象とは?

関東vs関西

私は東京から大阪へ移住してきた者ですが、東京にいた頃、周りの人の大阪に対する印象はあまり良いものではありませんでした。
まあ、私もそう思っていた一人なのですが…。

仕事の関係上、縁があって大阪へ引越してきました。
そこで体感した実際の大阪は、東京で感じていたイメージとはあまりにも違うもの。

転勤などで関東から大阪へ移り住まなければならない人は、現在、不安でいっぱいのことでしょう。
先に住み始めた先輩として(なにを偉そうに)、ステレオタイプではなく本当の大阪についてお教えしたいと思います。
あなたの不安が少しでも解消しますように。

大阪の印象は「ミナミの帝王」!?

一般的な関東人の大阪に対する印象は、派手派手しい看板が連なる道を竹内力のような借金取りが闊歩しているちょっと景観や治安に問題がある街、という感じでしょうか。

そこに住む人は、阪神の帽子をかぶったおっちゃんとヒョウ柄のおばちゃんだらけで、誰もが漫才師のようにそこらかしこでボケとツッコミの会話を繰り広げている、とも思っています。

これが東京で思われている大阪のステレオタイプのイメージです。

こんな「ミナミの帝王」のような街に送り込まれたら、大人しくてお笑いのセンスのない東京人は到底生きていけるはずがありません。
さて、実際のところどうなのでしょうか?

実際の大阪の街は意外とおしゃれ

まず街の景観や治安の問題ですが、確かに有名な道頓堀はステレオタイプのザ・大阪という街です。
大きなカニやたこ焼きなどの立体看板が目につきます。

でもあれはそれを求めてやってくる観光客用に作られた街で、本当の大阪とは違うのです。
一種のテーマパークでしょう。
また人が多く集まる街ですので、治安に問題があるのはしょうがありません。
これは東京の歌舞伎町と同じです。

私がこちらに来て知ったのは、大大阪と呼ばれる時代の古き良き街並みが残る、重厚な雰囲気の大阪です。
大阪商人が活躍し、にぎわっていた明治から昭和の初めころのクラシカルな建物が残る街並みは、関東ではあまり知られていません。
地名でいえば、船場や中之島などです。

さらに心斎橋のルイ・ヴィトンやディオールなどの高級店が並ぶ新しい街並みも、東京の銀座に引けを取らないほどの雰囲気です。

また流行に敏感な若者たちが集まる堀江地域は、まるで東京の代官山や下北沢のようでしょう。

このように大阪には関東では知られていない、いわゆる大阪らしくないおしゃれな街が多く存在します。
というかこちらの街の方が本当の大阪の姿なのです。

シャイな大阪人も多い

私が大阪に来る前にまず一番気になっていたのが、大阪人との会話です。
なんでもオチを求められ、コンビニの買い物ですら会計の際に何か面白いことを言わなければならないのか?と恐怖していたものです。

まあ確かに、人懐こく話しかけてくる店員さんなどは東京より多いでしょう。
しかしながら別に笑いを強要されることもなく、単に話し好きでおしゃべり上手なだけ。
話している内容は一般的で、大阪弁の独特のイントネーションによって面白く聞こえるのでしょう。

一方、大阪人にはシャイな人も普通にいます。
こちらに来てからいくつかの行きつけのお店ができたのですが、結構シャイでおとなしい店主が多いです。

注文をお願いすると、はにかんだ笑顔で何も言わずにうなずいたりします。
おすすめを聞くと少し照れて教えてくれたり…。
東京でもおとなしい部類に入る人でしょう。

このように大阪人は使っている言葉が大阪弁なだけで、なんら関東人と変わりありません。
ただ、しゃべり上手な人が関東より少し多いだけです。
大阪人と会話しても漫才師のようなレベルは求められませんので、ご安心を。

安心して大阪で新生活を送りましょう

関東で広まっている大阪のステレオタイプは、大阪のほんの一面だけしかみていません。
テレビ局が大阪を取り上げるときは道頓堀や通天閣の映像を使うので、このようなイメージがついてしまったのだと思います。

大阪に来た際には、道頓堀だけはなく、ぜひ船場などの歴史ある街や堀江などの若者の街も訪れてみてください。
街角にあるお店で飲食や買い物をして、店員と会話してみてください。

今までの大阪に対して持っていた印象が崩れ去り、新たなものが出来上がることでしょう。
転勤などで大阪に引越してくる人も、安心してくださいね。
楽しい新生活が送れると思います。

コメント