炊飯ジャーや魔法瓶で有名な象印が、新施設なんばスカイオにレストランを10月17日にオープン!
その名も「象印食堂」です。
ここで提供されるご飯は、すべて象印製の最高級炊飯器「炎舞炊き」で炊いたもの。
この「炎舞炊き」は象印100年目の最高傑作の炊飯器で、これで炊いた3種類のごはんがすべて食べ放題!
ご飯の食べ比べができるんです!
おかずもごはんに合うように考え抜かれていて、「主役はごはん」のレストランなんです。
さらに色々な象印製品を使うことができ、まさに象印のワンダーランド!
出来たばかりのなんばスカイオの「象印食堂」に早速行ってきて、面白い体験ができました!
行列や混雑状況、席の配置や座り心地など店内の雰囲気、ごはんの種類やメニューはどんなのがあるの?そもそも料理は美味しいの?などや、予約方法についてもお伝えしますね。
開店前は行列している?その後の混雑状況は?
夜は17時からの開店です。
私は、オープンから間もない平日の夜に行きましたので、その時の状況を書きますね。
16時半ごろからパラパラと人が並び始め、開店直前には約60人が並んでいたでしょうか。
座席数も60人ほどですので、開店直後の1回転目ですべての人が入店できるかは微妙でしょう。
今後の行列はどうなるかはわかりませんが、17時にお店に入りたい場合はせめて30分前以上には並び始めるか、予約をしたほうがよろしいかと思います。
私はどうにか17時に入店でき、少しのんびりと食事をして店を後にしました。
18時半くらいだったのですが、店の外には15人ほど並んでいたと思います。
これが休日になればもっと混雑することでしょう。
予約が再開された場合は、すべきですね。
【追記】その後、平日のお昼に象印食堂があるフロアを訪れる機会があったのですが、行列はさらにすごいことになっていました。常時4,50人は並んでいたでしょうか。夜も増えていることでしょう。
行列している人、ならぬ行列している象印マスコットの「ぞうさん」。
か、かわいい!…のかな?
この人形は予約席の上に置く用に作られたみたいですね。
ですが、実際には使っていないようでした。
予約受付も中止されたようですし。
働いた方がいいと思うよ、ぞうさん。
象印食堂の店内の雰囲気
明るい感じの店内で、ごはんの炊けるいい香りが漂っています。
店内の詳しい様子を書きますね。
席の配置と座り心地
店内は上で述べたように、60人ほど入れるでしょうか。
店内にはソファ席と普通のテーブル席があります。
まずソファ席は、壁際にそって約15席ほど。
このソファ席はクッションが効いていて座り心地は良かったと思います。
こちらのソファ席を優先して案内しているようです。
ソファ席の様子。
普通のテーブル席は4人用が2つ、さらに大きな8人用のテーブル席があってこちらは相席になっています。
このテーブル席のイスはそのままの木の座面ですので、少し座り心地が気になるところです。
できれば、ソファ席の方に案内されたいものですね。
テーブル席の様子。
店内の雰囲気と少し気になる点
木の風合いが感じられる温かい雰囲気の店内です。
店員さんもハキハキとしていて、オープン間もない割には好印象でした。
しかしながら、ちょっと残念な点が…。
テーブルの面積が狭いのです。
上の写真を見る分にはそんな風には感じられないかもしれませんが、料理の器が大きく、2人分がやっとのる程度なんです。
追加で単品メニューや飲み物を頼んだら、さらにテーブルから落ちそうになって不安になりますよ。
気を付けてくださいね。
象印食堂のごはんの種類とメニュー
色々なメニューがありますが、この「象印食堂」は最高級炊飯器「炎舞炊き」で炊いたごはんを堪能するレストランといっても過言ではありません。
ずらりと並んだ最高級炊飯器「炎舞炊き」。
これだけあれば、いつでも炊き立てを提供できるのでしょう。
異なる3種類のごはんが楽しめる
ここ「象印食堂」では「炎舞炊き」で炊かれた3種類のごはんが食べ放題ですが、日によって提供される種類が異なります。
すべてのごはんの種類は、「ふつう」「しゃっきり」「もちもち」「玄米」「金賞健康米」「金のいぶき」の6種類。
この中から「ふつう」は必ず提供され、「しゃっきり」「もちもち」から1種類、「玄米」「金賞健康米」「金のいぶき」から残り1種類が選ばれ、計3種類が選ばれます。
「ふつう」の特長
「ふつう」は誰にとっても美味しいだろうと象印が考える、基準とされるご飯です。
「ふつう」の名前には意味はなく、これを標準として他のごはんと比べてみてください的な意味なのでしょう。
使われているお米は、「佐賀産さがびより」と「山形おきたま産つや姫」のブレンド米です。
五ツ星お米マイスターが「象印食堂」のために厳選したお米のようですよ。
「ふつう」の写真。
つや良く炊き上がっています。
これが基準ですね。
食べてみると…さすが、最高級炊飯器!
なるほど、誰もが美味しいと思うレベルのごはんになっているなと感じました。
硬さ、粘り具合、水分量などどれもがほど良い感じで仕上がっています。
「しゃっきり」「もちもち」「玄米」の特長
そして「しゃっきり」と「もちもち」はこのブレンド米を「炎舞炊き」で違いを際立たせて炊き分けたもの。
「しゃっきり」は粘りが弱くなるように炊き、「もちもち」は粘りが強くなるようにしたものです。
「玄米」はブレンド米の玄米で炊いたものです。
「しゃっきり」の写真。
見た目、少し粒の形がしっかりしているような…。
「ふつう」に比べると、硬めの炊き上がりでしょうか。
しかしけして嫌な硬さではなく、お口全体が喜ぶような噛み応えを味わえる、そんな食感のごはんです。
さっぱりとした食味に感じました。
「金賞健康米」の特長
「金賞健康米」は、近畿大学農学部と米穀卸会社が開発した精米方法によって、栄養成分が豊富に残ったお米です。
「金賞健康米」の写真。
なんとなく色が茶色っぽいかな?
一般的な玄米のごはんは、もっと色が濃いと思うのですが、この「金賞健康米」は白米のごはんと同じような色です。
玄米特有の香りやクセも感じられませんでした。
それでいて栄養が豊富なんてとてもいいですね。
玄米が苦手の人でも、美味しく食べられると思います。
「金のいぶき」の特長
「金のいぶき」は、栄養分が多く含まれる胚芽の部分が通常のお米より約3倍もある品種で、玄米そのままでも十分美味しいのが特長のお米です。
以上この6種類の中から日によって違ったもの3種類が提供されます。
私が訪問した日は、「ふつう」「しゃっきり」「金賞健康米」でした。
訪れるたびに種類が変わっているので、今回はどんなごはんが用意されているかなと考えるのも楽しみですね。
象印食堂の夜のメニュー
夜のメニューには、以下の4種類あります。
・「野菜が主役の和食御膳」2,800円
・「季節の食材を使った吟醸蒸し御膳」3,800円
・「鯛茶漬け御膳」2,400円
・「料理家吉田麻子の御膳 今宵の晩餐みおつくし膳」1,980円
さらに単品メニューもあります。
なお、「今宵の晩餐みおつくし膳」は1日限定10食ですので、お早めに。
「野菜が主役の和食御膳」を注文
夜のメニューのトップを飾る「野菜が主役の和食御膳」を注文しました。
お皿の数が多いですね。
狭いテーブルの上がごちゃごちゃしますよ。
さて、実際に運ばれてきた料理がこちら。
まずは一の重から。
左上から時計回りで、「四天王寺西むらの漬物」「蕪のすりながし」「ふろふき大根」「鴨のつくね」「鴨の塩焼き」となります。
青い小皿のは、鴨につけていただくもろみです。
漬物は関西では京都が一番かなと思っていたのですが、なかなか大阪の「四天王寺西むらの漬物」もうまい。
まさしくごはんに合うもので、ごはんが進みます。
「蕪のすりながし」は、見た目は「?」と思いましたが、口に含むとカブの旨味がいっぱいに広がります。
ぐびっと飲み干してしまいました。
「ふろふき大根」は大根の苦みがなく、出汁が染みわたり、これまたうまい。
関西は出汁が美味しいですね。
「鴨のつくね」は丁寧に焼かれたもので、鴨の旨味が濃縮されています。
こんな感じで焼かれてました。
美味しそうですよね!
「鴨の塩焼き」も、噛みしめると鴨の肉汁がじゅわーとあふれ出して、最高です。
時々噛み切れない鴨を出すお店もあるのですが、ここの鴨はやわらかいですよ。
もろみを付けて食べるとさらに、旨味が感じられました。
二の重はこんな感じ。
左上から、「バルサミコ酢のきんぴら」「ほうれん草のゴマ和え」「里芋の煮ころがし」「白和え」「トマトとアボカドの和え物」「白身魚の南蛮漬け」の計6皿。
「バルサミコ酢のきんぴら」は今まで食べたことのない味のきんぴら。
日本人と結婚したイタリア人の新米奥さんが作ったきんぴらみたい、つまり面白い味でした。
「ほうれん草のゴマ和え」は安心のお味。
家庭的で、おいしい。
「里芋の田楽」も里芋がちょいどいい硬さで、さすが上手です。
味噌の甘さが里芋の旨味をさらに増しています。
「白和え」には、柿をスライスしたものが添えらえています。
意外と合いますね。
これも美味しかったです。
「トマトとアボカドの和え物」も洋風な感じですが、これはそれぞれの素材の味がうまく調和してました。
美味しいですよ。
「白身魚の南蛮漬け」は甘味と酸味がほど良く、魚の身がほろほろと口の中で崩れうまい。
これもごはんのおかずにぴったりのものでした。
ごはんには、「あおさのお味噌汁」が添えらていました。
あおさの風味がうまく引き出されたお味噌汁です。
おかず、ごはん、お味噌汁と順に食べる無限ループにはまってしまうような美味しさでしたよ。
結局、その日に提供された3種類すべてのごはんをお替りしてしまいました。
体重が…。
「野菜が主役の和食御膳」には、「ひとくちデザート~お米アイス」が食後のデザートとして用意されています。
お米アイスと書いてあったので、中に粒々のお米が入っているのかなあと予想していました。
よくありますよね?そういうアイスがお米の産地の道の駅に。
ところが、この「ひとくちデザート~お米アイス」には、そんな粒々お米なんて入っていませんでした。
それどころかお米の存在はどこかな?と思ってしまうほど。
何も言われずに食べれば、普通の美味しいバニラアイスだと勘違いしてもおかしくないアイスです。
お店の人に詳しい作り方を聞けばよかった…。
皆さんの中にこれを食べて私と同じ感想を持ったならば、ぜひとも質問してみてくださいな。
「どこにお米があるのかな?」と。
「野菜が主役の和食御膳」は、まさしく最高級炊飯器「炎舞炊き」で炊かれたごはんのために存在する、素晴らしいメニューでした。
どのおかずもごはんをさらに美味しくさせてくれるものでしたよ。
安心しておすすめできるメニューです。
象印食堂のカフェメニュー
食事メニューだけでなく、ドリンクも充実しています。
象印カフェなるメニューも。
以下が用意されていました。
・コーヒー 400円
・カフェラテ 450円
・抹茶ラテ 540円
・ほうじ茶ラテ 470円
ぞうさんのラテアートがかわいいですね。
てなわけで、抹茶ラテ(hot)540円を頼みました。
抹茶ラテはたまに飲むのですが、変に苦すぎたり、とても甘すぎたりと、これ美味しいねというものに出会ったためしがありませんでした。
ですが、この「象印食堂」の抹茶ラテは、苦みと甘さのバランスがまさに求めていたもの。
しっかりとお茶の風味を感じつつ甘さも丁度よく、のどを通る時には爽やかな風が吹き抜けるような、そんな抹茶ラテです。
抹茶ラテにこってりとした極濃厚を求める人には、物足りないかもしれませんが。
店頭では、マイポットを持ってくると100円引きになる「給茶スポット」なるものも実施しているようです。
コーヒーがSサイズ280円Mサイズ340円、ほうじ茶がSサイズ180円Mサイズ240円でテイクアウトできるのですが、マイボトル持参だとそれぞれ100円引きになります。
近隣の会社員の方などに使われるのを想定しているのでしょうね。
また、象印製のステンレスマグも売っていましたよ。
給茶スポット1杯無料券付きで、3,280円です。
色んな所に象印
食事中の無料のお茶は象印製のステンレスタンブラーで提供されます。
このタンブラーの性能にはおどろきました。
外側は全く熱くないのに、中はホカホカ状態。
そしてお茶がいつまでも温かいままです。
多分、冷たい飲み物を入れても、結露せず保たれるのでしょう。
思わず欲しくなってしまいましたよ。
また各テーブルの上にはこれまた象印製のゴマすり器が置かれています。
ゴマすりの粗さを3段階に調節できるようで、それぞれのテーブルでは作動音が響いていましたよ。
ごはんにかけたりお好みでどうぞ。
ゴマ好きにはたまらないのでしょうね。
象印の製品が試せるのは、とてもいいですね。
ゴマすり器なんてそうは試せません。
最高級炊飯器のごはんを食べてもらう以外にも、一般の人に知られていない象印製品にふれて使ってもらえる場としても「象印食堂」は利用されているのでしょう。
まるで、象印製品の一大テーマパークです。
おおげさか。
ともかく、なかなかの企業戦略です。
開店記念ノベルティグッズをゲット!
さて、会計後に開店記念として象印のマスコットキャラクター、その名も「ぞうさん」(全くひねりがない)のノベルティグッズがもらえました。
「ぞうさん印鑑ホルダー」「ぞうさんクリップケース」「ぞうさんクリアフォルダー」の中から選べます。
私がゲットしたのがこちら。
「ぞうさん印鑑ホルダー」です。
なんだかうつろな瞳がリストラ直前のお父さんのようです。
がんばれ、「ぞうさん」!
象印食堂の場所とアクセス
「象印食堂」はなんばスカイオ6階フロア「ヘルシー・ラボ」に位置しています。
高島屋に隣接しており、そこを目指していけばわかりやすいかと思います。
このフロアには他にも黒酢のレストランやミズノのウェルネスショップなどがあり、健康に着目したフロアなのでしょう。
最高級炊飯器が楽しめる象印のワンダーランド!
日本人の健康はまさにお米から、です。
そのお米の美味しさを最大限に引き出す、象印の最高級炊飯器「炎舞炊き」。
この味を実際に体験できるなんばスカイオの「象印食堂」を、機会があれば一度は訪れてみてください。
最新の炊飯器のすごさを体感でき、さらに象印製品の意外な一面も見られて、面白い経験になると思いますよ。
象印食堂の予約方法
象印食堂の予約には、お店に直接電話とネットによる方法があります。
しばらくは行列は必至と思われますので、行く日時が決定している人は、予約したほうがいいでしょう。
ディナー時間のみ、予約ができます。
【予約フォーム】https://booking.ebica.jp/webrsv/search/e014001536/17764
象印食堂
【住所】大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ6階
【電話】06-6568-9804
【ランチ 】11:00~15:00(L.O.14:30)
【ディナー】17:00~23:00(L.O.22:30)
【定休日】なんばスカイオに準ずる
【食べログ】象印食堂
店内は全席禁煙です。
象印食堂に続き、新大阪に弁当専門店がオープンしました!
詳細は下記をどうぞ。
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