シャープ製加湿空気清浄機、ヤマダ電機オリジナルモデルのKC-H500Yを19,800円(税抜価格)で購入しました。
使用して一ヵ月ほどたったので、感じたメリット・デメリットなどを中心にレビューしたいと思います。
口コミの一つとして参考にどうぞ。
この加湿空気清浄機の兄弟機種、KC-H50・KC-J50・KC-J500Yとの違いについても気になるところでしょう。
私も他と比べてKC-H500Yの評価はどうなのかな?と購入する前に、色々と情報を集めて調べました。
量販店モデルのKC-H50や、新機種の量販店モデルKC-J50とヤマダ電機オリジナルモデルKC-J500Yなどと比較してどれを購入すればいいか迷っている人の参考になると思います。
最新はKC-L500Yですが、基本的な機能、構造ともにほとんど変わっていません。
こちらの購入を検討している方にも参考になるでしょう。
KC-H500Yの特徴
KC-H500Yは、ヤマダ電機オリジナルのシャープ製加湿空気清浄機です。
どの辺がオリジナルなのかは他の機種との比較をしながら、述べたいと思います。
ヤマダ電機各店舗や下のリンク先のヤマダ電機公式サイトで購入できます。
【ヤマダウェブコム】シャープ加湿空気清浄機(エントリーモデル)
【ヤマダウェブコム】KC-H500Yの詳細
空気清浄能力について
この機種はプラズマクラスター7000搭載で、シャープの説明によると空気中の菌やウイルス、アレル物質の作用を抑えたりすることができるという優れもの。
ちなみにこの機種のプラズマクラスターのイオン発生ユニットは、年月が経っても交換する必要がありません(高濃度のプラズマクラスターを搭載した上位機種は2年で交換する必要あり)。
多分、製品寿命までユニットの性能機能が維持できるからでしょう。
ま、このプラズマクラスターの効果は本当かな?というところですが、静電HEPAフィルターと脱臭フィルターが装備されてますので、空気清浄能力については高性能で安心できる機種です。
実際に使ってみたところ、花粉症でいつでも鼻炎気味の私ですが、鼻の具合が良くなったのが確かに感じられます。
脱臭についても、料理などで匂いが発生するとセンサーが感知し、風量を強くして匂いを消し去り清浄してくれます。
部屋の中の空気が透き通ったような、そんな効果を感じさせてくれる機種で、空気清浄能力については大変満足しております。
デメリットとしては、この静電HEPAフィルターは10年は使用できるらしいのですが、はたして本当にそんなに長い間、性能が維持できるのかが不安なところです。
汚れが目立つようになれば、早いうちにフィルターを交換すればいいだけですが。
加湿能力について
マンションなどの洋室では15畳(25㎡)、木造和室では9畳(15㎡)までの加湿能力となっています。
加湿量は最大で550mL/h(ヤマダウェブコムでは500と記載されているが、取説では550)、連続加湿時間は最大12.5時間、タンク容量は約2.5Lとなっています。
普通の一般的な部屋で加湿運転をしていれば、半日程度でタンクが空になってしまうかもしれません。
加湿運転させてみたところ、乾燥した部屋の中が潤ってくるのがすぐに実感できまました。
よほど広い部屋でない限り、大丈夫な加湿性能だと思います。
しかしながらタンク容量については、昼に一回、夜寝る前に一回と水を補給しなければなりません。
これを手間ととるかどうか。
気になる人はタンク容量が多い上位機種を選択肢に入れてもいいでしょう。
センサーについて
搭載されているセンサーは、ニオイ、温度、湿度、照度の4種類です。
本体上部で光っている表示(きれいモニター)は、ニオイセンサーをもとにお部屋の空気の汚れを判定しています。
ホコリセンサーではないので注意してください。
このセンサーについては、ホコリセンサーが非搭載なのが評価が分かれるところです。
確かに空気中のホコリの量に反応して風量を調節してくれれば、素早く清浄できるのでベストでしょう。
しかし連続運転させているのが基本だと思いますので、風量を変えなくてもそのうち清浄してくれることに変わりありません。
帰宅時など花粉が気になる時は、手動で風量をパワフル吸じん運転などに変更すれば足りるかと思います。
まあこの点が気になる人は、ホコリセンサーが搭載されている上位機種を選びましょう。
運転モードについて
お部屋に適した風量と湿度にしてくれる「おまかせ」に設定していれば不便はないかと思います。
その他、好みに応じて風量と湿度の設定ができます。
風量は、「静音」・「中」・「強」の3段階と「自動」・「花粉」・「静か寝」の3つの自動モードがあります。
湿度は、40/50/60/70%の4段階と自動に設定できます。
自動は部屋の温度に応じて、適した湿度にしてくれるモードです。
さらに部屋の空気を素早く清浄したいとき用として、「パワフル吸じん運転」があります。
これは約10分間、最大風量でプラズマクラスターを作動させ、その後約50分はセンサーの感度を高めて自動運転するモードです。
風の音が大きくはなりますが、ホコリや花粉が気になる時には便利なモードでしょう。
便利な機能について
モニター表示の明るさ設定や、給水お知らせ音設定、チャイルドロック、プラズマクラスター入/切設定などがあります。
変わったものとしては、熱中症など部屋が危険な状態の温度湿度になったら警告する「みはり機能」というのがあります。
また予想電気代表示もしてくれます。
お手入れについて
上で述べたように、静電HEPAフィルターや脱臭フィルター、加湿フィルターは10年間交換不要をうたっています。
これが本当で10年も性能が維持できれば、大変うれしいのですが…。
ちなみにヤマダ電機の空気清浄機のコーナには、シャープ製の静電HEPAフィルターが常設的に売られていました。
それだけ購入をする人が頻繁にいるのでしょう。
ということは…?
10年もつかどうかは疑問ですが、月に1回程度、掃除機や水洗いでのお手入れが必要とされています。
それぞれのフィルターは出し入れが容易にできる設計になっていますので、この点は便利です。
KC-H500YとKC-H50・KC-J50・KC-J500Yとの違い
KC-H500Yには、似たような機種としてKC-H50・KC-J50・KC-J500Yがあります。
皆さんの中には、それぞれどんな違いがあるか知りたい方もいるでしょう。
ここではKC-H500Yとこれら他の機種との違いについて述べます。
KC-H50との違い
KC-H50はヤマダ電機以外の量販店で売られている、KC-H500Yと同時期に発売されたモデルです。
大きな違いは最大加湿量です。
ヤマダ電機オリジナルモデルは、量販店モデルより加湿量が多くなっているのが特長です。
KC-H500Yは550mL/h、KC-H50は500mL/hとなっており、KC-H500Y の方が加湿能力が高くなっています。
その結果、8畳の加湿空気清浄時間はKC-H500Yでは15分、KC-H50では17分と差があります。
その他は特に違いはなく、デザインも一緒です。
KC-J50との違い
KC-J50はKC-H50の後継機となります。
新しい機種ですので値崩れしておらず、量販店ではKC-H50より高い値段で売られています。
基本的には、加湿空気清浄機能は前機種KC-H50と同じです。
つまり、KC-H500Yより加湿性能で劣ります。
さらにこれは空気清浄機能自体には影響しないのですが、搭載センサーが一つ減っていて、照度センサーがなくなっています。
新しい機種なのに機能が劣化してしかも値段が高いのは、少し納得がいかないでしょう。
KC-H500YまたはKC-H50が手に入るうちは、KC-J50を積極的に選ぶ理由はないかと思われます。
デザイン的にはあまり見た目は変わっていませんが、高さが2ミリ低くなり、重さが200グラム軽くなっています。
少しでもコンパクトにしようとする努力は評価できますが…。
KC-J500Yとの違い
KC-J500Yはヤマダ電機のみで販売されている機種で、KC-H500Yの後継機となります。
これも新しい機種ですので、ヤマダ電機では高い値段で売られています。
KC-H500Yとの加湿空気清浄機能面での違いは、ありません。
本機種もヤマダ電機オリジナルモデルですので、最大加湿量が多くなっていて、550mL/hです。
しかしながらKC-J50と同様、照度センサーがなくなってしまっています。
デザイン面もKC-J50のように、KC-H500Yより2ミリ低く、200グラム軽くなってはいますが、KC-H500Yが手に入るうちは値段が高いKC-J500Yを選ぶ積極的な理由はないでしょう。
結局、どれを選ぶべき?
値段が安く機能も良い、ヤマダ電機オリジナルモデルのKC-H500Yを選ぶべきです。
それが手に入らなければ、加湿性能が少し劣るKC-H50でしょう。
新しもの好きで加湿性能もKC-H500Yと同等なのを求めるなら、値崩れしていませんがKC-J500Yを。
今の時点では、KC-J50をあえて選ぶ理由は何もないかと思います。
一応これは私の個人的な意見ですので、それぞれの趣味もあるかと思いますので、お好きなのをご購入くださいね。
【ヤマダウェブコム】シャープ加湿空気清浄機(エントリーモデル)
【ヤマダウェブコム】KC-H500Yの詳細
持ち運びに便利なカップホルダータイプのプラズマクラスターも購入しました。
オフィスなどの机の上で使い方におすすめです。
レビューは以下を参考に。
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