コンラッド大阪の2024年いちごアフタヌーンティー第2弾、「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」ストロベリーアフタヌーンティーに行ってきました。
このブログでは「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」ストロベリーアフタヌーンティーについて、レストランの雰囲気、メニュー内容と食べた感想、お得に予約する方法などを実際に訪れて得た体験をもとに詳しくお伝えしていきます。
コンラッド大阪 | 「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」ストロベリーアフタヌーンティー |
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場所 | 40 Sky Bar & Lounge |
期間 | 2024年3月18日(月)~5月12日(日) |
時間 | 11:00~20:00(L.O.18:00) 2時間制 |
料金例(税サ込) | 大人 7,500円 |
「40 Sky Bar & Lounge」の雰囲気
コンラッド大阪のアフタヌーンティーは、ホテル40階にある「40 Sky Bar & Lounge」にて実施されています。このレストランは天井が高く、とても気持ちの良い空間です。
さらに地上200メートルからの絶景もここだけのものと言えましょう。晴れた日は遠くまで見渡せて、雲の上で食事をしているかのような気分になります。
各座席は余裕をもって配置されており、のんびりと過ごすことができます。お店のスタッフの方も上品で落ち着いた振る舞いで、サービスに不満の点はありません。
このように素晴らしい雰囲気のレストランで、コンラッド大阪ではアフタヌーンティーを楽しむことができます。
源氏物語をアフタヌーンティーで体験
大河ドラマなどで何かと話題の源氏物語ですが、コインラッド大阪も流行りに乗ったのでしょう。今回のいちごアフタヌーンティーのテーマは、ずばり「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」です。
用意されたメニューは、スイーツ6種類(スコーンを含む)、セイボリー5種類の計11種類。色彩から使用されている食材まで和の趣にあふれ、源氏物語の世界観を見事に表現した味わえる平安絵巻となっています。
ティースタンドには屛風絵の金の雲が描かれており、日本らしい雅なデザインです。
さらに各テーブルに置かれているメニュー表は平安時代の巻物風に仕立てられています。開くとスイーツとセイボリーの全メニュー内容が書かれています。このようにアフタヌーンティー全体で源氏物語の世界に入り込んだような体験をすることができるのです。
なおスイーツとセイボリーの全てのメニューには、いちごが使用されています。しかしながら存在感のある使われ方ではなく、他の食材を引き立てる縁の下の力持ちのような、そんな感じです。
いちごアフタヌーンティーと名乗ってはいますが、正確には「和風アフタヌーンティーに隠し味気味にいちごが使われている」と言うべきでしょう。
というわけで、今回の「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」は和風アフタヌーンティーとして感想を述べていきますので、いちごに対する言及は少ないかもしれません。
繰り返しますが、いちごアフタヌーンティーとして「いちごを満喫するぞ!」と期待して行くと、ちょっと拍子抜けするでしょう。源氏物語を和の要素で表現したアフタヌーンティーだと思ってください。
それではスイーツとセイボリー、そしてドリンクメニューの詳しい内容について見てきましょう。
スイーツメニュー
スイーツの全体的な傾向として、甘さが控えとなっています。そしてさまざまな和の食材が使用されており、その組み合わせの妙もコンラッド大阪「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」ストロベリーアフタヌーンティーの特徴です。
帚木
「帚木(ははきぎ)」は源氏物語の巻名で、有名な空蝉の話です。「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」では、光源氏の恋路に惑う切ない胸中を表現したスイーツとして提供されます。
真ん丸の見た目で、葉っぱがちょこんと刺さった愛らしい外見です。抹茶パウダーが振りかけられています。
一口食べると中からとろりとチョコレートがあふれ出します。いちごと豆腐を使用したガナッシュで、舌の上でなめらかにとけ、抹茶のほろ苦い風味と合わさって大変美味しい。
甘さとほろ苦さ。光源氏の想いを確かに表現しているスイーツだと思います。
青海波
「青海波(せいがいは)」は海一面に無限に広がる波を表現しており、未来永劫という意味の縁起の良い模様です。源氏物語の中では光源氏が踊る雅楽の演目として登場します。
表面のサブレにはこの青海波模様が刻まれており、中には海を表した青色のギモーブが。サブレは甘じょっぱい醤油風味で、ギモーブは甘く口の中でふわっと消えます。
和のテイストが満載のスイーツです。
源氏庭
源氏物語の作者・紫式部の邸宅跡として知られる廬山寺。境内には平安期の庭園を再現した「源氏庭」があります。今回のアフタヌーンティーではこの日本庭園を参考にスイーツを作成したのでしょう。
いちごのフロランタンに胡麻の香りが豊かなクリームをのせ、さらにその上に枯山水をイメージした抹茶ラスクと米油チョコレート。
カリッとしたフロランタンとやわらかいクリーム、さらに抹茶ラスクと米油チョコレートと、さまざまな食感が楽しめるスイーツです。見た目は和風ですが、洋風の味わいとなっています。
春
日本らしい季節といえば桜咲く春でしょう。この春をイメージして作られたスイーツです。源氏物語では、光源氏の最愛の妻である「紫の上」が住んだ「春の町」が作中に登場します。
ぱっと見た感じはいちご大福。しかしそこはコンラッド大阪です。平安時代から現存するスイーツとして知られるあぶり餅をヒントに、求肥を香ばしく炙り、ひと手間を加えています。たびたび嫉妬し、やきもちを焼いた「紫の上」の心情も表現してるのでしょう。
食べてみると、八つ橋のような香りとともに口中に広がるのはいちごの甘酸っぱさ。さらには桜の香りもほんのりと漂い、まさに春の味わいです。
紫式部
紫式部をイメージしたスイーツです。薄い紫、濃い紫、そして赤。まるで平安時代の十二単のように重ねられた色合いが和の趣をかもしだしています。
柚子香るゼリー、和三盆の優しい甘さのパンナコッタ、酸味のあるブルーベリーソース、甘酸っぱいいちご。色合いだけでなく味わいも重なり、複雑ながらも完成度高く仕上がっています。
紫式部が苦しみ考え抜き、最後には喜びをもって源氏物語を生み出した過程を表現したかのようなスイーツです。
きなこと黒糖のスコーン
スコーンも和の食材を使用しています。香ばしいきなこ、コクのある黒糖が生地に練りこまれています。
表面はカリっと、中はしっとり。絶妙な焼き加減のスコーンです。いちごの果肉入りの甘さ控えめのジャムとマスカルポーネクリームをつけてどうぞ。
セイボリーメニュー
セイボリーにもさまざまな和の食材が使用されていて、外観も和を意識したものになっています。コンラッド大阪のアフタヌーンティーはセイボリーの美味しさにも定評があり、今回も期待を裏切らない美味しさでした。
昆布締めにした真鯛と黒米
まるで海苔巻きのようなセイボリー。というか海苔巻きです。大根と菜の花、いちごが金山寺味噌で味付けされた黒米と海苔で巻かれています。
セイボリーなので洋風だとばかり思っていましたが、日本料理コースの一品のような料理です。硬めに炊かれた黒米と昆布締めされた真鯛との相性が抜群で、少しほろ苦い菜の花が良いアクセントになっています。
穏やかな春の日に菜の花畑でおにぎりを食べている。そんな気分にさせてくれるセイボリーです。
イチゴととんぶり
木の升を容器として使用したセイボリー。クルミ、とんぶり、いちごをワサビ入りマヨネーズのような風味の白和えクリームでいただきます。
とんぶりのプチプチとした食感が面白く、いちごと白和えクリームが意外に合います。升に入っているので、手に持って食べるとなんだか日本酒を飲んでいるかのよう。さっぱりとした味付けです。
黒胡麻豆腐
精進料理の黒胡麻豆腐を用いたセイボリーです。柚子風味のイクラ、新鮮なホタテが濃厚な黒胡麻豆腐とよくマッチしています。
いちごも入っていますが残念ながら彩り程度の扱い。全体としては、料亭で出されるような高級感ある味わいの一品となっています。
近江鴨の最中
小ぶりで一口で食べきれるサイズです。粗いペースト状の鴨肉が最中に詰められています。
口に入れると、ふわっとワサビの風味が。いちごと酢漬けのレンコンも味に奥行きを与えています。
米粉パンの和風サンドイッチ
コンラッド大阪のアフタヌーンティーで必ず登場する「C」の焼き印入りのパンです。今回は和風サンドイッチとなっています。
和風といってもかなり攻めた材料を使用しています。それが香りと食感が独特の秋田名産のいぶりがっこ。存在感たっぷりで、「いぶりがっこパン」と言ってもよいほどの味わいです。しかしけして嫌な感じではなく、なんだかクセになる感じ。
なお他にゴボウとズワイガニ、そしていちごが使用されていますが、いぶりがっこによって見事に存在が消されています。美味しいサンドイッチだったのですが、もう少し他の食材が活かされていれば、と思います。
ドリンクメニュー
ドリンクは、カップ交換制の飲み放題です。つまり同時に何種類も注文することはできません。ひとつを飲み終わってから次を注文することになります。なお、席の利用は2時間ですがドリンクは90分でオーダーストップになります。
用意されているのは、シンガポールの高級茶葉ブランドTWGが全10種類、コーヒー類が全3種類のラインナップ。
入店して席に案内されると、TWGの茶葉の香り見本が入った缶が置かれています。気になる茶葉の香りを試して好きなものを選びましょう。ちなみに私のおすすめは、香りが大変豊かな「コンラッド135」です。
TWGティー
紅茶(ホット)
・コンラッド大阪ティー
・ロイヤル・ダージリン
・フレンチ・アールグレイ
・シンガポール ブレックファースト
ハーブティー(ホット)
・コンラッド135
・スウィート フランス
・レッドチョコレート
・レッドオブアフリカ
アイスティー
・フレンチ・アールグレイ
・1837 グリーンティー
・エターナルサマー
コーヒー類
・コーヒー(ホット/アイス)
・カフェラテ(ホット/アイス)
・カプチーノ
インスタ投稿特典ドリンク
コンラッド大阪をフォローして@conradosakaと#ttogafternoonteaのハッシュタグを付け、その場で写真や動画をインスタに投稿しスタッフに見せると、特典のドリンクがもらえます。
グラススパークリングワインまたはソフトドリンクが選べますので、お好きなほうをどうぞ。
お得な予約方法
レストラン予約サイトの一休.comレストランやOZmallでは、割引プランを発売しています。また期間限定でさらにお得なプランが登場することも。
今回の「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」ストロベリーアフタヌーンティーも、こちらのサイトを利用してお得に予約しました。予約する際は、一度チェックしてみてください。
コンラッド大阪
THE TALE OF GENJI(源氏物語)
ストロベリーアフタヌーンティー
7,500円
源氏物語の世界観へ!コンラッド大阪だけができる特別なアフタヌーンティー、それが「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」
源氏物語の世界観を見事に表現したのが、今回の「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」アフタヌーンティーです。
和の食材を使用したスイーツとセイボリーはどれもが絶品、しかも源氏物語をイメージさせるなんて、さすが大阪でラグジュアリーホテルとして知られるコンラッド大阪です。シェフの苦労がしのばれます。
源氏物語が大好きな方はもちろん、雅な和風アフタヌーンティーを体験したい方、ぜひ「THE TALE OF GENJI(源氏物語)」へどうぞ。他では味わえない、源氏物語の世界に浸れる素敵なアフタヌーンティーがあなたを待っていますよ。
情報提供:一休.comレストラン、OZmall
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